2014年5月7日水曜日

【食べログ★4.48】西麻布のフレンチ・レフェルヴェソンスは、ユニークかつオンリーワンの食の殿堂でした(4)

このところ、ず~っと西麻布にあるフレンチレストラン「レフェルヴェソンス」さんのご紹介をしていますが、ついにメインまでたどり着きましたw

レフェルヴェソンス

「深緑~岩手白金豚ロース肉を薪で焼いて、ふきのとうのピュレと甘酸っぱい肉のジュ、三菜たちとブラックオリーブ」と題されたお料理。

ブラックオリーブとの相性が最高で、ちょっとしか量はないのに、豚肉のおいしさを完璧に引き出してくれます。

ブラックオリーブって、こういう使い方もあるんだな、と感心させられるお料理です!

それではあとちょっと! 最後までご紹介していきます。


メインの後は、チーズか、野菜サラダを選ぶことができます。

ここまでのお料理の流れからすると特殊なサラダが出てきそうな気がしますが、ここはそんなことはなくw ガチンコのフツーの野菜サラダです。

70種程度のグリーンの盛り合わせで、ドレッシングで軽く和えたものがサーブされます。

わたしはチーズをオーダーしました↓ チーズもこれまでの流れとは打って変わって、けっこう普通ですw

レフェルヴェソンス

ブルーチーズ、シェーブルチーズ、そしてハードチーズという取り合わせ。

でも、一緒にサーブされたワインは気が利いてました!

アルボア・プピヤンというお酒です。チーズの塩分などをうまく受けとめて、さらに味に複雑さを加えてくれます。

レフェルヴェソンス
あまりお酒を飲まないかただとわからないかもしれませんが、シェリー酒のマンサニーリャとアモンティリャードの特性を兼ね備えた希有なお酒。

このワインは好きな人はものすごく好きだと思います! なかなか興味深いので、お酒好きにはぜひ1度は試していただきたいです。

そして、デザート。
レフェルヴェソンス
「やわwらかい陽のような~ルバーブのコンフィととちおとめ、ニワトコの香るビールのジュレ、アールグレイアイスクリーム、ショートブレッドと溶け合うカスタードのヴェール」と題された一品です。

これはさっぱりとした口当たりで、しかもアールグレイの香りと、アイスクリームの冷たい食感、苺のフレッシュな感覚を楽しむことができます。

ショートブレッドのトッピングもおいしさアップのポイントです。

レフェルヴェソンス
続いては「大麦若葉のアイスクリーム、トンカ豆のムース、アメリカンチェリーのコンフィ」。

トンカ豆はチョコレートの有名専門店「デルレイ」の商品にも使われている香辛料で、チョコレートにスパイスを加えたような感じのものです。

そのトンカ豆を使っているので、このデザートもやわらかな口当たりとはちょっと違う、複雑なうまみをもっています。

レフェルヴェソンスらしい一品だと思いました。

そして、最後の一品です。

ミニャルディーズとしてサーブされたものは、キャラメル、チュッパチャプス、マカロンなど↓

レフェルヴェソンス
小さいけれど、酸味と甘みのバランスがとれたものばかりで、食事の仕上げにはぴったりのスイーツばかりです。

レフェルヴェソンス
コーヒーもしくは自家製ブレンドのハーブティーのどちらかをオーダーして、この日の会話の締めくくりをすれば、充足した一日を完了することができると思います。

というわけで、本日でようやくご紹介が終了しました!

おつきあいいただいたみなさま、ありがとうございます。

友人と一緒だと、一品ごとに細かくメモすることがはばかられるのでw、なかなか細かい記述ができないのですが、レストランの断片でもおわかりいただけたら、と思います。

最後にレフェルヴェソンスさんに行く方へのアドバイスを、私なりに簡単にまとめておきます!

  • レフェルヴェソンスは、フレンチであってフレンチではない。オーナーシェフの生江シェフオリジナルのお料理を食べに行くと心得たほうがいいです。ここのお店の料理が典型的なフレンチなのかということになると、それはちょっと違うかな、と思います。
  • 全般的に繊細かつ複雑な料理が多いので、おいしさの基礎/経験値を持っている方のほうがより楽しめると思います。和食の知識があるとより楽しいです。
  • つけ加えるなら、お酒の知識がある人のほうが、レフェルヴェソンスのお料理をより楽しむことができると思います。料理のうまさは、一口ごとに変化していくのだというコンセプトがより理解しやすい。ですが、わたしたちがオーダーしたように一皿ごとにすべて違う酒をオーダーすると、料金的にはだいたい1万円アップのイメージ(1杯1000円みたいな?)になります。このあたりは、体質や金銭的な問題もあるので、ご自身で判断されるといいかと思います。
個人的には、「いろいろ食べ歩いているんだよね」、とか「おもしろい料理人に逢いたい」みたいな方にオススメのレストランです。

そういう方なら、東京でも希有な体験ができることは間違いありません。

でも、そうでない方は逆に失望してしまう可能性も否定できないなあ……と思います。特長がはっきりしているが故に。万人受けするレストランでないことは事実だと思います(安くはないですしw)。

でも、お料理にはじまり、ソムリエさんや、それ以外のスタッフさん含めて非常にレベルが高く、一流レストランというのがいかにあるべきかという片鱗を垣間見ることもできます。

なので、余力があればぜひ行ってみてください!というのが、わたしのレコメンドです。

予約をいれるのが激戦っぽいですが、ランチもありますのでそちらからチャレンジするのもいいかもしれません!


★白金豚のベーコンもオススメです。ベーコンは家にあると、出汁代わりに使えたりして便利です!★

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