2014年11月21日金曜日

【食べログ★3.51】香川県高松市にあるオーベルジュ「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」でディナーしてみた

オーベルジュ・ドゥ・オオイシに宿泊すると、ディナーとモーニングがもれなく付いてきますw

ディナーは、宿泊施設とは対面にあるレストランでいただきます↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

昼間はレストランの看板の側に置かれた額縁の中に絵が飾られているのですが、夜の営業時間になると、ディナーメニューに変わるという、おしゃれなこだわりを発見できます!

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

本日は、そのフレンチディナーをご紹介します。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシのディナーは2つのコースがあります。「シェフのおまかせディナー(10,800円)」と、「プリフィックスディナー(8640円)」です。

わたしは、おまかせディナーをオーダーしました。たぶんですが、お客さんのほとんどがこのコースをオーダーしているかと思います。

この日のメニューは↓みたいな感じ。

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

アントレ4品は決め打ち。メインは候補の中からチョイスすることができますが、私は悩んだすえに「讃岐オリーブ牛ロース肉のポワレ フォワグラ添え トリュフとマデラ酒のソース」にしてみました。

最初に登場するアミューズは、オリーブのオイル漬け↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

香川県の小豆島は、昭和初期に日本がオリーブオイルの育成を国策として取り組んだ際に唯一成功した地と言われていますが、それを意識してのことかな?と思います。

ちょうど新オリーブが収穫される時期なので、新オリーブが出てくるのかと思いましたが、そうではありませんでした……w

ですが、グリーンオリーブ、ブラックオリーブともに、一度塩漬けなどしたものを、ハーブなどで再度味を入れ直したもので、おいしかったです。

シャンパーニュにも、白ワインにも合いますよ!

さて、前菜1品目。「フォアグラのムースと無花果のコンフィ」↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

フォアグラ+甘みのマッチングは王道ですが、こちらもまごう事なき王道です。どっしりとしていて、間違いのない味わいです。

前菜2品目は「赤足海老とアボカド 人参のフリット添え」↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

せん切りの人参をオリーブオイルで揚げてトッピングした一品。香川県は金時人参の生産量全国1だそうです! オリーブオイルも小豆島のものを使っていると思います。香り高い人参のフリットがゴージャスな一品です。

ただ、オリーブオイルの香りがかなり高いので、そちらに味が引っ張られがちなのが難点です。

それにしても、香川県は野菜の生産量が全体的に多いらしく、味もいいですね! 個人的には三浦半島の野菜の方がもう一歩おいしいかな?という気もしましたが、このあたりは調理のスキルの違いもあるように思われます。

前菜3品目は、「シャラン産 鴨ムネ肉の焦がしたハチミツ風味 サラダ仕立て」↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ
鴨肉をブラックペッパーとピンクペッパーの風味でいただく一品。シャキシャキ野菜も、滋味あふれる味わいでおいしいです。

鴨肉は、トッピングに使われたアルファルファとの相性もいいし、盛りつけの土台として使われている緑レンズ豆との相性も抜群で、おいしくいただけます!

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

前菜4品目は、「鯛のソテー きのこの野菜煮込みソースイゴレット」↓


オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

メニューにはノドグロとありましたが、どうやらノドグロは入荷がなかったらしく? 鯛に変貌を遂げてましたw

こちらのメニューは、煮込み野菜を皿の一番下に敷き、その上に、魚、そのうえに薄くスライスし焼いたバゲット、そのうえにディルとサワークリームソースをのせた一品です。

存外、バゲットの歯ごたえがあって驚きますがw、野菜の煮込みと鯛の甘みは絶妙で、おいしい一品です。

そして、メインが登場↓ 「讃岐オリーブ牛ロース肉のポワレ フォワグラ添え トリュフとマデラ酒のソース」です。

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

わたしは讃岐オリーブ牛というものを初めて食べたのですが、個人的な意見でいうと、かなり個性的だと思いました。

讃岐オリーブ牛は、小豆島で栽培されるオリーブの実で出荷ができないレベルのものを飼料として与えて育てたものだと聞いていますが、本当にそんな感じの出生を感じさせます。ひとことでいうなら↓

めっちゃ、脂感あるよ!!

赤身っぽいのに、とてもやわらかくて、べったり重いという感じではありませんが、どことなくすき焼きの牛脂を食べているような感覚があります。いかにも、日本人向きというか、なんというか……個人的には、おもしろいもの食べたなあ~って感じがしました。

油脂を感じる分、味付けがけっこう難しいのか、びしっと味を決めるのはたいへんそうでした。個人的には、フレンチ風のソースもいいですが、醤油ベースなどの引き締まった味わいとのマッチングのほうも試してみたい気がしました。

メインが終了すると、本格フレンチ派っぽく、フロマージュが提供されます。ワゴンサービスなので、好きなモノをチョイスしてください!

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

その後はデザートがサーブされます↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

こちらもワゴンサービスで、好きなモノをチョイスできます。

わたしは甘い物に対してガッツないんでw、この日のデザートはぶっちゃけ半強制的に食べされられた感があります……。このデザートはまるっと放棄して、マールとかグラッパとか1杯もらえれば、それで充分だったのですが、そのあたりのフレキシビリティはキツイですねw
(※とはいえ、この件だけをいえば、東京でもキツイですw デザートは食べない人もいるという認識が定着してくれればいいなあ~と思います……)

食後のコーヒーなどをいただいて、食事は終了↓

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ

久しぶりに、いいフレンチをいただいたなあ~と思いました!

フレンチって、タンパク質や油分のおいしさを堪能する料理だと思うことも多いですが、おいしいお野菜をいただく料理だと思うこともけっこうあります!

フレンチのシェフさんは、メインが重厚な肉類になることが多いせいか、前菜に使う野菜類へのこだわりがめっちゃ感じられること、多いんですよね!

今回オーベルジュ・ドゥ・オオイシさんのフレンチを食べて、(内緒?ですが)「伊豆のおいしい野菜食べたいな~」と思いましたw

わたし、伊豆で取れる新鮮な野菜、大好きです!!

温泉+新鮮野菜。

最強の組み合わせじゃないか、と。

「オーベルジュ・ドゥ・オオイシ」は、地元の方にもけっこう人気のようです。宿泊せずとも食事を摂ることができますが、その場合はあらかじめ予約した方がよいでしょう!

開店と同時にけっこう予約は入っているようです。

香川県の食材をいろいろ試してみたければ、ぜひ!


★個性的なオリーブ牛は、使い方次第!★

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